動画リワード広告

動画リワード広告は、15秒程度のスキップ不可能な動画広告です。ユーザーの同意の元、バーチャル グッズやゲーム内ギフトなどの利益（リワード）と引き換えに視聴します。ブランドマーケティング担当者に好まれるこれらの動画リワード広告は、アプリ内ショップ、ゲームの開始と終了時等での表示に適しており、リワードによって、ユーザーが継続的にアプリを使用し続けることを促します。リワードはビ動画広告視聴完了時にのみ付与されるので、広告主にとっては良質のユーザーを、そしてパブリッシャーには高いeCPMを提供することができます。

以下の手順に従い、動画リワード広告での収益化を開始してください。

• 動画リワード広告の設定
• 動画リワード広告の作成
• インテグレーションのテスト

動画リワード広告の設定

アプリを追加してから、 動画リワードを選択して広告タイプ 動画リワード向けのプレースメントを作成します。

動画リワードとしてプレースメントタイプを選択すると、以下が表示されます。

リワードの詳細情報となるキーと値のペアを入力できます。動画の再生が終了した時点で、SDKは、デリゲートメソッドの interstitial:rewardActionCompletedWithRewards:を通じて、JSON dictionaryとしてこのキーと値のペア情報を戻します。また、ここでリワードのペア情報を入力せず、お客様のアプリのコード上でリワードを完全にコントロールすることも可能です。

動画リワード広告の作成

動画リワード広告はIMInterstitial クラスを使用します。 IMInterstitialは、UIViewController のサブクラスで、ユーザーのタッチに応答する全画面広告を表示します。

以下の手順に従って、プログラムで動画リワード広告ユニットを作成します。

1. ヘッダーをインポートして、ViewController.hファイルでインタースティシャルインスタンスを宣言します。ViewControllerヘッダーファイルは次のようになります。

   #import  <uikit uikit.h="">
   @import InMobiSDK;
   @interface ViewController : UIViewController <iminterstitialdelegate>
   @property (nonatomic, strong) IMInterstitial *interstitial;
   @end
   		</iminterstitialdelegate></uikit>
   

2. インタースティシャルブジェクトのインスタンスを作成します。ViewController.mファイル内の viewDidLoad メソッドは次のようになります。

   -(void)viewDidLoad {
    [super viewDidLoad];
   self. interstitial = [[IMInterstitial alloc] initWithPlacementId:@"Insert your placement ID here"];
   self. interstitial.delegate = self;
   [self.interstitial load];
   }
   		
   

   
   重要事項：プレースメントIDごとに1つのオブジェクトだけを作成して、その後の広告の読み込みにはそれを再使用してください。

3. 広告ステータスのコールバックについては、IMInterstitialのデリゲートプロパティを実装します。以下のコールバックがサポートされます。

   /*Indicates that the interstitial is ready to be shown */
   - (void)interstitialDidFinishLoading:(IMInterstitial *)interstitial {
       NSLog(@"interstitialDidFinishLoading");
   }
   /* Indicates that the interstitial has failed to receive an ad. */
   - (void)interstitial:(IMInterstitial *)interstitial didFailToLoadWithError:(IMRequestStatus *)error {
       NSLog(@"Interstitial failed to load ad");
       NSLog(@"Error : %@",error.description);
   }
   /* Indicates that the interstitial has failed to present itself. */
   - (void)interstitial:(IMInterstitial *)interstitial didFailToPresentWithError:(IMRequestStatus *)error {
       NSLog(@"Interstitial didFailToPresentWithError");
       NSLog(@"Error : %@",error.description);
   }
   /* indicates that the interstitial is going to present itself. */
   - (void)interstitialWillPresent:(IMInterstitial *)interstitial {
       NSLog(@"interstitialWillPresent");
   }
   /* Indicates that the interstitial has presented itself */
   - (void)interstitialDidPresent:(IMInterstitial *)interstitial {
       NSLog(@"interstitialDidPresent");
   }
   /* Indicates that the interstitial is going to dismiss itself. */
   - (void)interstitialWillDismiss:(IMInterstitial *)interstitial {
       NSLog(@"interstitialWillDismiss");
   }
   /* Indicates that the interstitial has dismissed itself. */
   - (void)interstitialDidDismiss:(IMInterstitial *)interstitial {
       NSLog(@"interstitialDidDismiss");
   }
   /* Indicates that the user will leave the app. */
   - (void)userWillLeaveApplicationFromInterstitial:(IMInterstitial *)interstitial {
       NSLog(@"userWillLeaveApplicationFromInterstitial");
   }
   /* Indicates that a reward action is completed */
   - (void)interstitial:(IMInterstitial *)interstitial rewardActionCompletedWithRewards:(NSDictionary *)rewards {
       NSLog(@"rewardActionCompletedWithRewards");
   }
   /* interstitial:didInteractWithParams: Indicates that the interstitial was interacted with. */
   - (void)interstitial:(IMInterstitial *)interstitial didInteractWithParams:(NSDictionary *)params {
       NSLog(@"InterstitialDidInteractWithParams");
   }
   / * Not used for direct integration. Notifies the delegate that the ad server has returned an ad but assets are not yet available. */
   - (void)interstitialDidReceiveAd:(IMInterstitial *)interstitial {
     NSLog(@"interstitialDidReceiveAd");
   }
   		
   

4. インタースティシャル広告を表示するには、次のコードを使用します。

   [self.interstitial showFromViewController:self];
   //[self.interstitial showFromViewController:self withAnimation:kIMInterstitialAnimationTypeCoverVertical];
   		
   

   以下が利用可能なアニメーションのタイプです。

   • kIMInterstitialAnimationTypeCoverVertical
   • kIMInterstitialAnimationTypeFlipHorizontal
   • kIMInterstitialAnimationTypeNone

重要事項：

• showFromViewControllerに対して呼び出す前にinterstitialDidFinishLoadingデリゲートが発生していることを確認してください。状態が異なる場合、エラーコールバックinterstitial:didFailToPresentScreenWithError:が発生します。インタースティシャルのステータスを確認し続けながら、広告が完全に読み込まれた場合のみ表示を呼び出します。
• インタースティシャル広告が表示され、その後に閉じられるたびに、再度[self.interstitial load]; を呼び出す必要があります。 これを実行しないと、showFromViewControllerを再度呼び出せなくなります。
• 動画の完了を検出するには、IMInterstitialDelegateのinterstitial:rewardActionCompletedWithRewards: メソッドを実装します。InMobi ポータルでリワードを指定済みの場合はこちらでJSON dictionaryにアクセスできます。

取得CreativeID

時には、広告品質のチェックをすべて逃れた不正な広告主様が、無関係で不快なものや混乱するものをユーザーに表示することで、アプリのユーザーエクスペリエンスを損なうことになります。 このような状況への対応策として、広告インスタンスのcreativeIDを取得し、InMobiの連絡先に暗号化されたクcreativeIDでレポートし直します。

mInterstitialAd.creativeId // mInterstitialAdはサンプルインスタンスです。

インテグレーションのテスト

1. InMobiポータルでテストモードを設定します。

   [ツール] - [診断]に進み、テストモードを グローバルオンかセレクティブオンのどちらかに切り替えます。

   アプリに対する広告インテグレーションが初めての場合	テストモードをグローバルオンに設定します。
   特定のテスト用端末にのみテスト用広告を配信したい場合 - アプリに対して既にSDKを実装済みで、特定の更新部分などのテストをテスト用の端末に限定して実施する必要がある場合。	テストモードをセレクティブオンに設定します。 デバイスセクションでテスト端末を登録します。 デバイスIDボックスに、デバイスIDを入力します。 デバイス名ボックスで、任意の名前を設定します。 [デバイスを追加]をクリックしてテスト端末を追加登録します。 すでに登録済みのデバイスがある場合は、その端末を選択し、テストモードを有効に設定できます。

   注意: テスト完了後、本番稼働する前にテストモードをオフにしなければなりません。そうしないと、お客様のアプリは収益化できません。

   これで、テスト広告を取得するための準備が整いました。

   デバイスIDの取得

   ここでのデバイスIDは、基本的にIDFAまたはIFA (広告の識別子)を指します。デバイスIDを取得するための、最も簡単なアプローチは、SDKのログレベルを“debug”に設定することです。デバッグログを有効にするには、以下を AppDelegate.mファイル内の didFinishLaunchingWithOptionsメソッドに追加することです。

   - (BOOL)application:(UIApplication *)application didFinishLaunchingWithOptions:(NSDictionary *)launchOptions
   {    
   	//Initialize InMobi SDK with your account ID
   [IMSdk initWithAccountID:@"Insert InMobi account ID here"];
   //Set log level to Debug
   [IMSdk setLogLevel:kIMSDKLogLevelDebug]; 
   	// Do your stuff.
   	return YES;
   }
   		
   

   
   デバッグモードでは、デバイスIDは以下の様にXCode開発者コンソールに出力されます。 “Publisher device ID is <device-id>”</device-id>

   お客様はこのデバイスIDを デバイスIDボックスに入力できます。

2. [診断]タブ上でテストモード時の広告ユニット別のレポート値を確認できます。実装が正しく行われたか確認するのに役立ちます。
3. また、インタースティシャル広告のロードに成功すると、コンソール内に以下のInMobi SDKのログも出力されるはずです。

   [InMobi] InMobi SDK initialized with account id: <your account="" here="" id="" />

   [InMobi] Fetching interstitial ad for placement id: <your here="" id="" placement="" />

   [InMobi] Publisher device id is <device here="" id="" />

   [InMobi] Interstitial ad successfully fetched for placement id: <your here="" id="" placement="" />

4. これで、InMobiテスト広告もアプリケーション上で表示できます。
5. 広告の作成前にSDKが正しく初期化されない場合は、通常以下のログが表示されます。

   ** ERROR ** [InMobi] ___ Please initialize the SDK before creating a <ad format=""> ad </ad>

   ** ERROR ** [InMobi] ___ Account id cannot be null or empty. Please provide a valid Account id.

   [InMobi] Invalid account id passed to init. Please provide a valid account id.

キーとなるログの一覧を以下に記します。

SDK初期化

広告のライフサイクルで出力される主なログ

動画リワード広告インテグレーション時のログ